流星と昴の日本神話
櫛の章

櫛玉饒速日命

饒速日(ニギハヤヒ)命の別名。「天磐船(あまのいわふね)=流星(隕石)」に乗って天降る神。星大明神社、星大明社の祭神。

 

櫛玉饒速日(クシタマニギハヤヒ)命(クシタマニギハヤヒ)は饒速日(ニギハヤヒ)命の別名である。

饒速日(ニギハヤヒ)命は【速の章/饒速日命】で前述したように「天磐船(あまのいわふね)=流星(隕石)」に乗って天降る神、星大明神社、星大明社で(まつ)られている神であり、流星の神と考えられる。

 

神名解釈

神名の櫛玉饒速日(クシタマニギハヤヒ)命(クシタマニギハヤヒ)を解釈すると、

 

・「(クシ)」は本章冒頭で述べたように「流星」を「櫛」に見立てたもの。

・「(タマ)」は【玉の章】で後述するように「星」を「玉」に見立てたもの。

・「饒速日(ニギハヤヒ)命」は【速の章/饒速日命】で前述したように「豊かな速い神」の意。

 

これにより「櫛のような星、豊かな速い神」と解釈できる。

 

まとめ

・櫛玉饒速日命(クシタマニギハヤヒ)……流星の神

饒速日(ニギハヤヒ)命の別名。【速の章/饒速日命】で前述した流星の神。