朝日山(1)遺跡 ヒスイ製玉類
朝日山(1)遺跡 ヒスイ製玉類
出典:JOMON ARCHIVES(青森県埋蔵文化財調査センター所蔵、田中義道撮影)
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流星と昴の日本神話

玉の章

神名にタマが付く流星の神々。このタマは「五百箇御統(いおつのみすまる)(すばる)」と同様に星を玉に見立てたもの。

 

神名に付くタマの意味

【速の章/補足 天照大神と素戔嗚尊の誓約の意味】において、五百箇御統(いおつのみすまる)とは「星」が密集している(すばる)を「玉」が連なった飾りに見立てたものと考えられることを前述した。

神名に付く「タマ」についても、「五百箇御統(いおつのみすまる)(すばる)」と同様に「星」を「玉」に見立て、流星の神の名に付けられたものである場合が多いと考えている。

この章ではこの考えを裏付ける根拠として、神名に「タマ」が付く神々の多くが流星の神と考えられることを示してゆく。神名に「タマ」が付く記紀に登場する神については全て挙げている。ただし「ミタマ」については神名末尾のパターンであり、「御魂(みたま)」の意と考えられるので除外している。