御門之神

天石門別(アマノイワトワケ)神の別名。御門(ミカド)は甕門(ミカド)、つまり「甕(ミカ)＝流星」が出てくる門である「天岩戸＝昴(すばる)」の意。

御門之神(ミカドノカミ)（ミカドノカミ）は天石門別(アマノイワトワケ)神の別名である。

天石門別(アマノイワトワケ)神は【櫛の章／櫛石窓神】で前述したように昴(すばる)と流星の神と考えられる。

神名解釈

【速の章／補足　天岩戸、天安河の河上の意味】で前述したように、天には天井のような層があり、「天岩戸＝昴(すばる)」はその天井にある開閉する穴（戸・門・窓・隙間）のようなもので、流星はその天の穴から出てくる、という世界観があったと思われる。

神名の御門之神(ミカドノカミ)（ミカドノカミ）を解釈すると、「ミカ」は本章冒頭で述べたように「流星」を「甕(みか)」に見立てたもの、「御門(ミカド)」は「甕門(ミカド)」、つまり「甕(ミカ)＝流星」が出てくる門である「天岩戸＝昴(すばる)」の意と考えられる。このため御門之神(ミカドノカミ)は「流星の門の神」「天岩戸の神」と解釈できる。

まとめ

・御門之神（ミカドノカミ）……昴(すばる)と流星の神

・天石門別(アマノイワトワケ)神の別名。【櫛の章／櫛石窓神】で前述した昴(すばる)と流星の神。

・「御門(ミカド)」は「甕門(ミカド)」、つまり「甕(ミカ)＝流星」が出てくる門である「天岩戸＝昴(すばる)」の意。